特殊印刷

オフセットUV印刷による厚紙印刷(0.8mm)から薄紙印刷(0.06mm)、また特色印刷でお客様の理想の色を提供します。シルクスクリーン印刷では、通常のプロセスカラー印刷では出せない付加価値の高い印刷物をご提供します。
東京オフ印刷では、オフセットUV印刷に別の印刷方式を加えることで、印刷物に存在感や機能性を持たせることができます。

特殊印刷の種類

厚紙印刷/薄紙印刷

パッケージや什器、販促POP等に使われる板紙を「厚紙」とよび、それらの印刷を厚紙印刷と言います。
東京オフ印刷では、0.06mmの薄紙から0.8mmの厚紙まで、オフセットUV印刷機で印刷することが可能です。

【製品例】

特色印刷

特色印刷とは、通常のプロセス4Cで再現できない色を表現するために、調合(調色)されたインクで印刷することです。色見本としては、PANTONEチップやDICチップを用いられることが多く、コーポレートカラーなどを印刷する際によく使用されます。
東京オフ印刷では、調色機を使用し、データ管理をしているため、リピートオーダーにも正確に対応できます。 また、オフセットUV印刷だけでなくシルクスクリーン印刷でも対応可能です。

シルクスクリーン印刷

シルクスクリーンは孔版印刷の一種で、メッシュ状の版に孔(あな)を作り、孔の部分にだけインクを落として印刷するとてもシンプルな印刷方法です。
オフセットUV印刷にシルクスクリーン印刷を加えることで、印刷物に付加価値をつけることができます。
インキを乗せる手法のため、紙や布はもちろんのこと、ガラス、金属、プラスチックなどへも印刷が可能です。

【製品例】

  • UVクリア厚盛印刷

    UVクリア厚盛印刷とは、専用の特殊インキで厚く盛上げる印刷方法です。部分的に凹凸を作り出し、艶感・盛感・質感のある印刷物に仕上げます。パンフレットやポスターなどの強調したい部分にインパクトを与え、メリハリの効いた高級感を演出します。用紙や下地の色によって効果に差があり、マット質での盛り上げも可能です。応用として、点字印刷もございます。

  • リオトーン印刷

    リオトーン印刷とは、UV(紫外線)照射で固まる専用のUVインキを使用する印刷方式です。『疑似エッチング』とも呼ばれ、ざらついた触感、エッチングや砂目調のような見た目が得られます。蒸着紙等や金銀系の用紙への印刷が最も効果的です。

  • ちぢみ印刷

    ちぢみ印刷専用のUVインキでシルクスクリーン印刷を行い、波長の異なるUV照射装置を通すことで独特なちぢみ模様を作り出すことをちぢみ印刷と呼んでいます。ちぢみ印刷を施すことで、印刷物の表面にちりめん状のシワを発生させます。

  • 香料印刷

    香料オイルをとじ込めたマイクロカプセルを水性インキに混ぜた『香料インキ』を使用し、シルクスクリーンで印刷します。香料印刷部分は、指圧等の圧によってマイクロカプセルがこわれ、香料オイルが広がり芳香が発生します。

  • 示温印刷

    示温印刷とは、温度の変化により「発色」「消色」など色が変化する示温インクを使用して印刷を行います。設定の温度帯が何種類かあり、温度が上昇すると示温インキ部分が透明になります。設定温度や色のバリエーションを組み合わせることで、色々なアイデア商品を生み出すことが可能です。

  • パール印刷

    パール印刷とは、パール粉をメジウム等の透明インキに混ぜて印刷する方式です。効果を出したい部分のみにスポットで印刷が可能です。また、類似の偏光パール印刷もございます。

  • 蓄光印刷

    蓄光印刷は、光を加えると発光する顔料インキを使用します。印刷部分は、太陽光や電灯の光から紫外線を蓄えて、光を徐々に放出することで、暗がりで発光することができます。発光は時間の経過とともに減っていきますが、再度太陽光や電灯の光を吸収すれば、繰り返し発光させることができます。

  • ラメ印刷

    ラメ印刷とは、インキ(UV・溶剤)の中にラメ粉を混ぜて印刷します。ラメの精度・乱反射等のきらびやかな効果でインパクトを与えることができます。ラメ粉は、金・銀・赤・青・緑など種類が豊富ですので、用途によってさまざまな色の変化をもたらすことが可能です。

  • 高精細印刷

    高精細印刷とは、今までシルクスクリーン印刷では再現できなかった細かい文字、模様、フルカラーなどが印刷できるようになりました。易接着処理済PETやポリカーボネートなどの樹脂に、より高い効果が得られます。

  • 偏光パール印刷

    偏光パール印刷とは、透明インキに偏光パール顔料を混ぜて印刷します。下地の色や見る角度、光の反射の角度によって色が変わります。
    黒色や濃色の上に印刷すると、より大きな色の変化が見られることが特徴です。偏光パールインキは数十種類あり、用途に合わせて選択が可能です。

  • フラッシュ印刷

    フラッシュ印刷とは、透明性の高いインキを使用し、見る角度によってまるで浮き上がったように見える表現が特徴の印刷方法です。文字や地紋などの絵柄を濃色の絵柄の上に印刷すると、より効果的な変化が見られます。

  • スクラッチ印刷

    スクラッチ印刷とは、コインなどで削るとあらかじめ隠してあった下地のイラスト等が見える印刷方法です。削った時にすぐ剥がれるようにスクラッチ部分の下地に剥離ニスを印刷しておく必要があります。

ナンバリング印刷

ナンバリング印刷とは、印刷物管理の為に連番で数字を印刷する方式のことを指します。
コンサートや展示会のチケット、イベント抽選券等に多く使われています。
ナンバリング印刷には、活版印刷でナンバリングする活版ナンバリングと、インクジェット印刷やオンデマンド印刷によるバリアブル印刷(可変印刷)の2種類があります。
活版ナンバリングの場合、書体や数字のサイズや桁数が決められてしまいますが、バリアブル印刷(可変印刷)の場合は、数字のサイズも選ぶことができます。また、数字以外にも文字、QRコード、バーコードなどの印刷も対応可能です。

【製品例】

活版印刷

凸版印刷の一種で、活字を並べて文章にした活版、組版を作り、それに塗料を塗って印刷することです。
また、最近では樹脂や亜鉛、マグネシウムで凹凸の版を作り、その凸面にインキをのせて印刷する方法も総称して活版印刷と呼ばれています。仕上がりは、印刷部分の版が出っ張っているので、独自の凹凸がでます。
また、版に付くインキの量や場所が刷る度に異なるので、刷りムラが出き、1枚づつの仕上がりに個性が出るのも特徴です。

【製品例】

小口染め

小口染めとは、印刷物の断裁面にあたる左右の小口側、上部の天側、下部の地側の四方を色づけする染め技法のことです。
別名で「edge print(エッジプリント)」とも呼ばれます。
断面に色を付けることにより、印刷物に付加価値をつけることができ、デザインの表現の幅が広がります。
名刺やDMなどに使用されることが多く、厚紙の方が効果が発揮されます。
また、箔押しも可能で「天金加工」と呼ばれます。

【製品例】